公認会計士 中澤省一郎の SS 経営メールマガジン

2021    3       3 日配信

        再来週 3/16 (火)に会員限定で開催する Web 中澤塾のテーマが決まりました。

  「出光決算は『怪』:元売 3 社、石油メジャーとの比較」

5 分程度の予告編を以下で公開しています。ご覧ください。

 

http://nakazawa-cpa.net/ 

 

3/12 (金)までに中澤 Web 会員(プレミア)になると、 Live でご覧いただけます。 3/15 以降ですと録画のみになります。

3 月分は無料です。

お申込みは

プレミアお申し込みフォーム | nakazawaweb (nakazawa-cpa.net)

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「出光決算の『怪』」

<今回( 2 月)の上方修正時>

3 月末   $ 37 ・・・・・・期首在庫は低価法で 3 月末平均のようです。

        +$ 15

1-2 月平均 $ 52 ・・・・・・ 3 か月毎の総平均法のようななので・・・・

 

原油は大幅上昇 でも「在庫評価損 100 億円」を予想

です。

            出光      Eneos      コスモ

  11 月の決算修正    減益      増益     少し減益( △30 億円)

   在庫評価     △500 億     +100 億円     △150 億円

  2 月の決算修正     増益     なし      増益

   在庫評価     △100 億円              +100 億円

  1-3 月(予想)石油部門

   在庫評価      +476 億円    +371 億円     +174

   同上除く利益     51 億円   現時点非公表   +161 億円

                        (石油部門に区分しものは非公表)    

<出光の配当は約 360 億円>

 ごめんなさい!会員限定です。

 

 

  創業家との約束は「在庫評価を除く利益の 50 %を配当+自社株買い」 でしたから・・・

 

石油メジャーは、 4 社合計で 7 .3 兆円以上の赤字 でした。  

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DAC +合成燃料は SS を救う」

<究極的目標>

A :バイオマス発電で合成燃料

B DAC で合成燃料

 <暫定的目標>

C:CCUS による合成燃料  

この実現が元売、総合商社系石油会社及び SS の生き残りには最適です。ぜひ、目標設定及び実現をお願いします。

  <  2/18 (金)から経済産業省で 「合成燃料研究会」 が始まりました。>

001_02_00.pdf (meti.go.jp)

メンバーには、 ENEOS 、出光、コスモの 3 元売が入っています。

 事務局は 石油精製備蓄課です。

 

001_03_00.pdf (meti.go.jp)

委員に自動車工業会も入っていますので、自動車用合成燃料が主要な議論の中心だと思ってます。

 

 傍聴不可

 資料非開示

です。

 日経の記事ですと

「合成燃料」の価格、50 年にガソリン以下に 経産省検討: 日本経済新聞 (nikkei.com)


日本の特殊性と再エネの関係 を考えてみました。

 

                   日本

 太陽光発電:広大な国土が必要     国土が狭い+未利用地の大半は山林

 及び                  山林: Co2 を吸収

 陸上風力             

 洋上風力 :遠浅に海         ほぼ全周が深い海

 地熱   :火山           世界 3 位だけど、開発進まず

 他国から購入:陸続きが条件      島国

 原子力   :国民の理解        311 で、理解はほぼ不可

 

ということは、 再エネで必要な電源を全部賄うのは不可能では?

特段の事情がなく、寒波で、電力不足になるのですから・・・・・

<イギリスは近い状況だよね・・・・>

 イギリスの周辺はほぼ全てが遠浅です。・・・既に再エネ率 40 %です。

 

<このため、必要な電気料を再エネで100%賄うのは不可能!>

ではそうするか?

 発電量の増加を最小限に抑えることが必須になります。

 

・従来車の販売禁止:既定路線

HV PHV EU では、販売禁止に出来ても、日本、中国、アジアでは販売禁止に出来ないのでは?と思っております。

(電力需要を増大させずに、カーボンニュートラルを実現する方法)

 

HV がこのまま進化すれば、

 現状のヤリス  65 / km

ですから

   50 / kmも可能になるのでは?と考えてます。

 

そして DAC+ 合成燃料でカーボンニュートラルとの共存も可能 になるのです。

 

以下、私の独断と偏見ですが・・・・

Step 1: CCUS +合成燃料・・・ 2035~2040 位を目途>

 火力発電や製鉄所から出る Co2 を回収して、合成燃料を作るのです。

 炭素排出量は半分になります。

 

Step 2: DAC +合成燃料・・・ 2050 位を目途>

  CCUS では、あくまで化石燃料を使いますので、炭素排出量は 1/2 にしかなりません。

  DAC 大気から温暖化ガスを直接回収する技術。 Direct Air Capture の略。石炭火力発電所など排出源から二酸化炭素( CO2 )を回収する CCS CO2 の回収・貯留)に比べて、回収のコストや効率は劣るものの、経済活動に制約を与えない利点がある。

 

1/31 の日経の記事です。

CO2 を大気から直接回収 脱炭素を担う新技術: 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

   ここの化成品を「合成燃料」にすればいいのです。

 

ガソリンスタンドで販売+カーボンニュートラルを二つを実現する方法が

A :バイオマス発電で合成燃料

B DAC で合成燃料

先日始まった「合成燃料研究会」で議論が深まることを期待します。

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公認会計士・税理士 中澤省一郎

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