こんにちは。
アンティックかとうWEB担当の杉本です。

アンティックかとう / ギャルリーオルフェより新着品のご紹介や催事のお知らせをお届けいたします。

ティファニーの輝き
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先日の配信でお知らせいたしましたが、アメリカからルイス・カムフォート・ティファニーのガラス作品が入荷いたしました。

ただ今店舗にて展示しています。

 

世界に名だたる宝石店「ティファニー」。その創業者チャールズ・ルイス・ティファニーの息子であるルイス・カムフォート・ティファニーは、アメリカにおけるアール・ヌーヴォーをけん引第してきたガラス工芸家として知られています。
31歳でガラス製造所を立ち上げ、その6年後にはニューヨークに自身のガラス工芸スタジオとなる「ティファニー・スタジオ」を開いた彼は、1900年のパリ万博に作品を出品。父の死後はティファニー社のアーティスト・ディレクター部門顧問に就任しています。
ラスター彩を何層にも重ね、虹色や玉虫色に発色させた作品は「ファブリルガラス」と商標登録され独自のアールヌーボーの世界を築きました。
(1848年生誕~1933年没)

 

▷ ルイス・カムフォート・ティファニー取り扱い作品

 

現在すべてSOLDとなっておりますが、撮影が終わり次第こちらも順次掲載してまいります。

 

ルイス・カムフォート・ティファニーは、宝飾品会社ティファニーの創設者の一族でありながら、ビジネスよりも芸術家としての道を歩みました。

絵画を学んでいた彼はガラス制作にも携わるようになり、1870年代から特にステンドグラスについて研究を重ね数々のデザインを手掛けています。

1882年には、ホワイトハウスの内装を設計。彼のステンドグラスはニューヨークから世界中へとその評判が広まっていきました。

 

ルイス・C・ティファニー|四季「秋」 1890年頃  

 

ルイスのステンドグラスはまるで宝石のような色ガラスが幻想的な光を放つものでした。

当時は電気が普及し始めた時代。ルイスはアールヌーボーの様式美を追求したランプ作品も制作しています。代表作は「リリーランプ」と呼ばれるスイレンを象った作品です。


ルイス・C・ティファニー|リリーランプ 1900年頃

飛騨高山美術館所蔵

 

そして1890年代初頭、ルイスはラスター彩の技術を発展させて虹色に煌めくガラスを開発します。

古代ガラスに着想を得たルイスは、金属酸化物を溶けたガラスに加えることで鉱物のような輝きと透明感を併せ持つ特殊なガラスを生み出しました。

彼はこの特殊なガラスを「Favrile」(手作りの、という意味)と名付け、彼のスタジオで制作された独自のガラス工芸「ファブリルガラス」の数々を世に送り出しました。

異なる色のガラスが溶け合い混ざり合うファブリルガラス作品は、魅惑的で複雑な表情を私たちに見せてくれます。

 

 「ファブリルガラスは、華やかで深みのある色彩、まるでアメリカの蝶の羽、鳩や孔雀の首、カブトムシの羽のような虹色を持っている。」ルイス・C・ティファニー

 

ルイス・C・ティファニー|ジャック・イン・ザ・パルピット花瓶 1918年

飛騨高山美術館所蔵

 

「ジャック・イン・ザ・パルピット」とは天南星(てんなんしょう)と呼ばれる亜熱帯に生息する珍しい植物のことで、花の形を模した造形になっています。

アールヌーボーのガラス工芸というとガレやドームに代表されるフランス・ナンシー派が有名ですが、一方でルイス・C・ティファニーをはじめとするアメリカンアールヌーボーの潮流も存在していました。

フランス・ナンシー派が昆虫や植物などを写実的に描いて自然の風景を表現するのに対して、ルイスはゆらめくような曲線を用いてロマンチックな花のイメージを形作りました。

 

玉虫色に輝くまさに「ファブリル」なガラスの質感に加えて、ドレープのような波打つ表情を作り出すには高い技術力と経験が必要になります。

溶けたガラスをハンドローラーで波状に成型していき、ペンチで切断、成形を行い、細部を整えていくのは熟練の職人でも至難の業。

 

アールヌーボーの理想を完璧に表現した彼のファブリルガラス作品は、メトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館など世界中の美術館に収蔵されています。


今回の入荷では、コンポートや、大型の鉢、グラスなど様々なファブリルガラス作品を揃えることができました。

ガラスの色彩や光沢、表面の質感、一点一点手作りのファブリルガラスはどれも異なる表情を持っています。

 

リキュールグラスはとても繊細なつくりで、ガラスの透明感とファブリルガラスならではの美しい黄金色を楽しめます。

3客のみ入荷いたしました。

 

リキュールに加えてシャンパンクープも2客入荷。

こちらは光の当たり方によってブルーやパープルのようにも光ってくれます。

 

長年取り扱いのなかったルイス・C・ティファニーのファブリルガラス。

これだけ揃うのは10年ぶりかそれ以上になるかと思います。

WEBサイトへの掲載はまだ撮影が出来ておらず、年明けになるかもしれません。

ご興味のある方は個別に写真をお送りしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

 

ピックアップ!
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今ではジュエリーブランドで知名度のあるティファニーですが、かつては「ティファニーで朝食を」と映画のタイトルになるほど銀食器メーカーとして名を馳せていました。

そんなティファニーのシルバーカトラリーから、クリスマスシーンにも使える愛らしいケーキフォークをご紹介いたします。

ティファニー|ケーキフォーク ''King William''

▷ 作品を見る

 

二又の使いやすいシンプルなケーキフォーク。

ツメの部分はゴールドでコーティングされています。

 

ティファニー|ケーキフォーク ''Tiffany''

▷ 作品を見る

 

デザイン名「Tiffany」を冠したとても古いデザイン。

ティファニーらしいエレガントな装飾性で、持ち手には当時のオーダーメイドのイニシャルが刻まれています。


ティファニー|ケーキフォーク ''Blackberry''

▷ 作品を見る

 

通常のケーキフォークより持ち手の短い、いわゆるヒメフォーク。

とても珍しいデザインで、銀もしっかりと厚みがあり重さを感じます。

その分お値段もするのですが、年々入荷がとても厳しい状況ですので、ティファニーファンの方にはぜひ手にしていただきたい逸品です。

作品について購入希望・ご質問ございましたら、お気軽にフォームよりお問い合わせください。その他メールやお電話でも承っております。

どの作品も一点もののアンティークにつき、店舗にて在庫数やコンディションを確認した後にご連絡をさせていただきます。

在庫状況によってはお時間を頂戴いたしますが、どうぞご了承ください。

催事のお知らせ
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今週末は東京・池袋、年内最後の出店です!

皆さまのご来店をお待ちしております。

◆アンティークマーケット in 東武百貨店池袋

12/17(水)~22(月)

東武百貨店池袋 8階催事場

▷ くわしくはこちら


東武池袋店では3回目の開催となるアンティークマーケットに出店します。

西武池袋ではおなじみの岩崎さん主催の展示販売会です。

11月にフランスとイギリスで買い付けてきた新着のお品をお持ちします。

ガレやラリックの銘品、バカラの珍しいグラスやシルバー製品など幅広い作品をご紹介いたします。

クリスマス前のアイテム探しにぜひお越しくださいませ。

お読みいただきありがとうございました。

次回配信もよろしくお願いします!

 

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