こんにちは。
アンティックかとうWEB担当の杉本です。

アンティックかとう / ギャルリーオルフェより新着品のご紹介や催事のお知らせをお届けいたします。 

 

前々回ルネ・ラリックのカタログレゾネについてお話させていただきましたが、もう少し追加情報を・・・実は、レゾネには当ギャラリーのコレクションも掲載されているんです!!

オルフェ秘蔵コレクション-シール・ペルデュ
===========

ギャルリーオルフェのWEBサイトの背景に出てくるこちらの写真。

(トップページからカテゴリーをクリックすると一瞬読み込みの間に表示されますよ。)

この作品は、ルネ・ラリックの「シール・ペルデュ」作品です。

 

シール・ペルデュとは「失われた蝋」という意味の言葉。
この特殊な技法は、まずルネ・ラリック自身の手により原型が蝋で作られます。その後、石膏や耐火粘土で型を取り、ガラスを流し込みます。すると原型の蝋の部分のみが溶け、ガラスが全体に行き渡っていきます。ガラスが冷え固まった後、最後に型を壊して作品を取り出します。

 

失われた蝋という意味からも分かるように、蝋で作った原型をそのままガラスに作り替えるような技法で、原型の非常に細かい表情まで再現できるのが特徴です。

しかし、蝋の原型が溶けてなくなってしまうことや、型を壊して取り出すことから、基本的には1点しか制作することができませんでした。

 

ルネ・ラリックはシール・ペルデュ技法を用いて、一般に販売される作品とは別に、アートコレクターや特別な展示会のために様々な作品を制作しました。

 

カタログレゾネには一番最後のページで紹介されています。

 

シール・ペルデュ作品は、1912年から1932年にかけて約650点が制作されたようですが、そのほとんどは現存していません。

一点制作であることや、壊れやすい性質のため、大変希少な作品となっています。

カタログレゾネでも写真が掲載されていないもの、デザインイラストであったり、空欄のみで紹介されているものが非常に多いんです。

 

ギャルリーオルフェの秘蔵コレクション、シール・ペルデュ作品をメルマガ限定で少しだけご紹介させていただきます!

 

こちらがWEBサイトの背景写真になっている、花器「四輪の薔薇」。

以前当ギャラリーで所蔵していた作品になります。

 

もう一点ご紹介。

蓋付き花瓶「葉の彫刻と薔薇の蓋」

 

こちら、レゾネの情報をよく見ていただくと、最後のテキストに「collection galerie Orpee, Kyoto」と記載されています。

 

シール・ペルデュ作品については、こんな風に所蔵先の情報もわかる範囲で掲載されています。

世界各地の美術館やギャラリー、個人コレクターなど、さまざまな場所で作品が大切に受け継がれているんですね。

 

こちらは灰皿「二匹のネズミ」。

 

3年ほど前のルネ・ラリック特別展では、こちらの作品を実際に展示していました。
皆さま覚えておいででしょうか?

 

シール・ペルデュ作品は普段はギャラリーに展示しておりません。

私もどこに作品が保管されているのかまったく知りません・・・。

こちらの作品も特別展の時にはじめて目にすることが出来ました。

 

通常の作品とは違って繊細な造形に大変驚かされました。

 

型で作ったものにはとても見えません!

動き出してチューチューとご飯を探し出しそうです。

パチネもガラスとよく馴染んで、なんだかガラスとは思えないやわらかな質感ですね。

店主の鈴木曰く、シール・ペルデュにはラリックの指紋まで残されていることもあるそう。

まさに一点制作ならではの美術品ですね。

 

 

いかがでしたでしょうか。

他にも何点か所蔵していますが、今回はこの辺で・・・

ルネ・ラリックのセンスと表現力が十二分に発揮されたユニークピースとしてのシール・ペルデュ作品たち。

ギャラリースタッフの私自身もめったにお目にかかれないシール・ペルデュですが、毎年11月に開催しているルネ・ラリック特別展では時々出品されることもあるかも?

ぜひおたのしみに。

ピックアップ!
===========

秋を感じる作品をご紹介。

ルネ・ラリック|花瓶「セナート」1934年

▷ 作品を見る

 

木の実と戯れるリスを描いた花瓶。

秋の実りを喜んでいるかのようです。

セナートとはフランスのセーヌ川とイエール川の間に位置する広大な森の名前で、野生動物の宝庫として知られています。

 

アルジー・ルソー|鉢「葡萄」 1926年

▷ 作品を見る

 

アルジー・ルソーはパート・ド・ヴェールを代表する作家として知られています。

色ガラスの粉末をペースト状にしたものを型に詰めて焼き上げることでガラスが溶けて混ざり合い、水彩画のような美しい色彩を作り出しています。

 

ボヘミア|鹿文様ゴブレット

▷ 作品を見る

 

細かなグラヴィール彫刻が入ったボヘミアングラス。

森の中の鹿と狩りをする人物が描かれています。
鹿の筋肉や葉の一枚まで伝わるような表現力に驚かされます。

 

ボヘミア|鹿文様ゴブレット(アンバー色ガラス)

▷ 作品を見る


同じく鹿モチーフですがこちらは深い琥珀色のゴブレット。

クリアガラスの上に色ガラスを被せた後、グラヴィール彫刻で絵を浮き彫りにしています。

シルエットが美しいステム付きグラスで、キャビネットピースにもぴったりです。

 

作品について購入希望・ご質問ございましたら、お気軽にフォームよりお問い合わせください。その他メールやお電話でも承っております。

どの作品も一点もののアンティークにつき、店舗にて在庫数やコンディションを確認した後にご連絡をさせていただきます。

在庫状況によってはお時間を頂戴いたしますが、どうぞご了承ください。

お読みいただきありがとうございました。

急に冷え込んできて毛布を引っ張り出しました。

季節の変わり目ですのでくれぐれもご自愛ください。

次回配信もよろしくお願いします!

※配信について
このメールは、日ごろお世話になっている方や、ご購入いただいた方へお送りいたしております。
配信を希望されない場合は、お手数ですが下記リンクよりお手続きお願いいたします。

▷ 配信解除フォーム

杉本昌之
株式会社 かとう商会
605-0064 京都市東山区新門前通梅本町258
TEL: 075-561-1580 (10:30-18:00) *火曜定休


ギャルリーオルフェ
https://www.g-orphee.com/

アンティックかとう
https://antique-kato.com/

nordique

https://nordique-design.com/

Instagram