ギャルリーオルフェのWEBサイトの背景に出てくるこちらの写真。
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この作品は、ルネ・ラリックの「シール・ペルデュ」作品です。
シール・ペルデュとは「失われた蝋」という意味の言葉。
この特殊な技法は、まずルネ・ラリック自身の手により原型が蝋で作られます。その後、石膏や耐火粘土で型を取り、ガラスを流し込みます。すると原型の蝋の部分のみが溶け、ガラスが全体に行き渡っていきます。ガラスが冷え固まった後、最後に型を壊して作品を取り出します。
失われた蝋という意味からも分かるように、蝋で作った原型をそのままガラスに作り替えるような技法で、原型の非常に細かい表情まで再現できるのが特徴です。
しかし、蝋の原型が溶けてなくなってしまうことや、型を壊して取り出すことから、基本的には1点しか制作することができませんでした。
ルネ・ラリックはシール・ペルデュ技法を用いて、一般に販売される作品とは別に、アートコレクターや特別な展示会のために様々な作品を制作しました。
カタログレゾネには一番最後のページで紹介されています。