このアラビアゴム、水彩で使われることからわかるように基本的には水溶性なんです。
いったいどうやってガラスに定着させているんでしょうか・・・。
透明水彩で描いた絵に少しでも水気が触れようものなら色が溶けてしまいます。乾燥後に水は絶対に厳禁!なのです。
しかしラリックのパチネは少しくらい濡れた布巾で拭いても色が落ちることはまずありません。
エナメルのように焼き付けしているわけでもないし、特殊な樹脂を配合しているのではないかと推察しますが、うーん。。。
ほんとうに謎であります。
もう一点、紙ならまだしも、ガラスって表面がつるつるなのにどうやって色を染み込ませているんでしょうか。
そこはもう一つの技法「サチネ」という艶消し加工によるものが大きいと思われます。
ガラス表面を酸で荒く溶かすことでパチネが定着しやすいようにしています。
よく見るとパチネが乗っている部分は曇りガラスのようになっていますよね。
それにしても、クリアなガラスを溶かして顔料をかけるなんて、ガラスの透明感を奪うような行為にも思えますが、新たな技法に挑戦するラリックのユニークさを感じます。