エミール・ガレ|芸者の形をした器 1880年代頃
アールヌーボーを代表するフランスのガラス工芸家として知られるガレですが、実は元々は陶芸家でもありました。
1868年頃、ガレは22歳の時に父と共に最初の陶作品を制作しています。というのも、ガレの父は著名なエナメル絵付師であり、ガラスや陶器に絵付けした作品を販売する家業を営んでいました。父の仕事に携わりながらアールヌーボーの時流を取り入れ彼は自身の芸術を昇華させていったのです。今もなおガレの作品は世界中で賞賛され続けていますが、ガラス作品のみならず、陶器においても同様に情熱を注いでいました。ガレは1889年の万国博覧会にて陶芸部門で金メダルを受賞。しかし、その後はより人気が高く新しい芸術性を追求できるガラス制作に没頭するようになり、1890年代後半には陶作品の制作を終えています。
ガレの陶器は世界中の博物館に収蔵されています。
どれもユニークなガレの感性が存分に表現されていて、見ているだけでワクワクしてきます。